一雨ごとに、秋が近づく。
この季節は
腰を据え、無性に本が読みたくなる。
夏の暑さで、
猛烈に
カラカラに
空っぽになった自分に栄養を与えたくなるのだ。
窓を開けて深呼吸。
凛とした澄んだ空気。
雨で濡れた草木や土の香り。
まだ何も始まらない
早朝、、
机に向かい、
活字に目を走らせる。
なんでもいい。
目的や、
今、果たさねばならない事でなくても、、
借りていた本。
机につんであったいつか読むはずの本。
我儘になっていた狭い世界を一新したいのだ。
自分以外の世界。
多様な感性。
心に栄養が染み渡る。
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